企業法務と会計のガバナンス

資本政策とは

資本政策とは資本市場において会社が資金調達を行う上で、
自社の株主の利益保護や株式の適正な構成を計画することを指します。
株式市場への上場は会社にとって低コストで資金を調達できる
大きなチャンスですから、事業を益々発展させるきっかけともなります。
ただ現状では株式上場を計画してから実現するまでには相当の日数を
必要としますので、綿密な中期事業計画の立案が不可欠のようです。

 

資本政策の上で重要な項目を、五つほどまとめてみました。

 

第一(形式審査に向けて)

上場を目指す会社の場合は、株式上場に向けて証券取引所の
形式審査をクリアするための準備が必要となります。基準に当てはまる
財務状況や発行株式数などを用意しないとなりません。

 

第二(事業計画と資金調達)

綿密な事業計画を作成し、数年間の営業利益や設備投資に掛かる費用を算出し、
資金調達しなければならない金額とその時期を把握しておく必要があります。
上場前は借入金や増資により資金を調達するのですが、当初予定していた
株主構成が崩れないように計画しなければなりません。また第三者割当増資を
引き受けてくれる相手の目安もつけておくと良いでしょう。
事業計画は投資家や証券会社に対して説得力があり、実現性のあるものに
しなければなりません。

 

第三(適正な株主構成の実現)

証券取引所の審査をクリアしたとしても上場後は、一般的に株価が上がることが
予測されますから、安定多数の株主と議決権の確保を行っておく必要があるでしょう。
上場前の株主構成を把握しておき、上場後に外部の人間に経営権を奪われないように
注意する必要もあります。

 

第四(創業者の利潤)

創業時のオーナーが上場時に株を一部売却して利潤を得ることも視野に入れて
おかなければなりません。会社の功労者に報いる機会を失わないようにすることが
大事です。

 

第五(社員の意識向上)

従業員の持ち株会やストックオプションを利用して社員に株を持たせることで、
勤労意欲を高める効果も計画しておくと良いでしょう。

 

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