企業法務と会計のガバナンス

セグメントごとに決算する理由

セグメントとは「部門」という意味に理解されていますが、
セグメントごとに決算する利点は、合算された財務諸表を
事業別に分けることにより投下資本の効率化を目指したり、
事業別の経営戦略を立てやすいところにあります。

 

また投資家の観点からもセグメント別決算を読み解くことで、
より効果的な投資を行うことが出来ますし、企業側も透明性を
確保して投資を呼び込みやすくなると考えられます。
いわば会社の情報開示の一つに位置付けられるでしょう。

 

経営者側にとっても事業活動をセグメント別決算で整理することで、
縦割りで財務情報を分析することが可能になりますから、
事業活動の見えない所が見えてくるということが多々あるようです。

 

事業別に決算を行うケースが多いようですが、
支点や地域ごとにセグメントを分けている企業もあるようです。

 

上場会社は連結決算する企業が多く、セグメント情報の開示が
義務付けられているケースがほとんどです。
セグメント情報等の開示に関する会計基準と適用指針に沿って
作成されています。連結財務諸表に事業別、地域別、海外売上高の
セグメント情報を注記するようになっています。
投資家にとっても有益な情報が得られ、過去のセグメント情報と
対比することが可能になります。

 

しかしセグメント決算は別に上場会社だけに必要なものではなく、
一般の中小企業でも自社の財務情報をセグメントごとに
決算する価値は大いにあると言えます。

 

採算の取れているセグメントとそうでないセグメントを
いち早く察知でき臨機応変に対応できる強みがセグメント
決算にはあると言えますし、コスト管理や売上単価のアップ・
サービスの改善を検討するにはセグメント決算は非常に有効です。

 

セグメント別に黒字の利益を出すか、赤字を減らしていけば
自ずと全体の利益も上昇してくるわけです。